染錦花輪菊渕(そめにしきはなわきくぶち)
放射状の花弁を「日輪」に見立て、古来長寿をもたらす吉祥として尊ばれてきた菊。そんな菊を輪状に繋げて、縁起の良さをさらに強調した文様です。「輪花」と呼ばれる、渕を花びら形に変形させた形状は、文様の愛らしさをいっそう引き立てます。カップの外側にも微かに浮き立つ花弁をかたどった凹凸は、光を乱反射させて幽玄な高級感を演出します。
ヨーロッパ帰りの古伊万里のような気品をもつ、高級感あふれるティーカップ。とっておきの紅茶といっしょにお客様におだしすれば最高のおもてなしです。